接着やシール貼り、袋詰め、組立。社内の手が足りない手作業を「内職に出せないか」と考えたことはありませんか。
内職に出す方法は、大きく分けて2つあります。内職さんに直接お願いする方法と、内職さんをまとめている会社に頼む方法です。
この記事では、それぞれの方法で何が必要になるのか、料金はどう決まるのか、依頼の前に何を準備しておくと話が早いのかを、内職さんのネットワークで手作業を受託している立場からご紹介します。
01内職さんに直接お願いする方法
自社で内職さんを募集して、直接仕事をお願いする方法です。この場合、自社が「委託者」となり、家内労働法にそった手続きが必要になります。くわしくは、厚生労働省の「家内労働法の概要」で確かめられます。
そのうえで、内職さんを集めること、材料を配って仕上がった品物を集めること、一人ひとりの仕上がりを確かめることまで、自社で行うことになります。
また、人を集めること自体が難しくなっています。労働政策研究・研修機構の調査(2023年10月時点)では、内職に出す仕事の量が減った委託者のうち23.6%が、その理由に「家内労働者の確保が困難」を挙げています。
02内職さんをまとめている会社に頼む方法
もう一つは、内職さんのネットワークを持っている会社に、作業をまとめて頼む方法です。取引は会社と会社のあいだになるので、窓口は1つで済みます。内職さんとのやりとりや材料の受け渡しは、受ける側の会社にまとめて任せられます。
一方で、預けた品物が自社の目の届かないところへ行くことになります。次のような点を、依頼の前に確かめておくと安心です。
「預けた品物が、今どこにあって、どこまで進んでいるかは分かりますか」「発売前の製品でも、秘密は守ってもらえますか」
20名以上の内職さんのネットワークで作業しています。袋ごとにQRコードの札を付けて、どの袋が今どの内職さんの所にあるかを1袋ずつ記録し、入荷から出荷までの記録(入出庫リスト)をお出しできます。秘密保持契約(NDA)は標準でお受けし、内職さんとも秘密保持の誓約を取り交わしています。
03料金は、どう決まるのか
手作業の料金は、「1個を仕上げるのに、どれだけ時間がかかるか」で大きく変わります。同じ「袋詰め」でも、入れる物の数や、シールを貼るかどうか、仕上がりの確認がどこまで必要かで、1個あたりの時間はまったく違ってきます。
そのため、作業の名前だけで金額を出すのは難しく、実物を見て、実際に作業してみるのがいちばん確かです。時間に関わるのは、たとえば次のような点です。
- 部品の数と、細かさ
- 作業の手順の数(貼る・入れる・折るなど)
- 仕上がりの確認の細かさ
- 数量と納期
サンプルを数個お送りいただき、実際に作業して時間を計ったうえで、お見積りと納期をご提示しています。ご相談・お見積りは無料です。
04依頼の前に準備しておくと早いもの
次のものがそろっていると、見積りと段取りがぐっと早くなります。全部そろっていなくても、分かる範囲で大丈夫です。
- 作業の見本(仕上がりの実物)と、手順が分かるもの
- 数量(1回あたり・月あたり)と、希望の納期
- 合格・不合格の目安(ここまでならOK、という見本があると確実です)
- 部材の送り方と、仕上がった品物の送り先
05まとめ
内職さんに直接お願いすると、家内労働法の手続きや人集め、材料の受け渡しまで自社で行うことになります。内職さんをまとめている会社に頼めば、窓口は1つで済みますが、預けた品物の管理のしかたを、依頼の前に確かめておくことが大切です。
当社では、接着・シール貼り・袋詰め・箱入れ・小さな部品の組み込み・金具の取り付けなど、小物の手作業をお引き受けしています。全国どこからでも発送でお受けしますので、「この作業も頼めるかな」の段階から、お気軽にご相談ください。
出典:厚生労働省「家内労働法の概要」/労働政策研究・研修機構「家内労働者数は約9万4,000人。約4割の委託者で1年前に比べ仕事量が減少」