新しい製品の発売前や、注文が重なったときだけ、手作業が追いつかなくなる。そのために人を増やすほどではないけれど、今の人数では間に合わない。そんなときは、忙しい時期の手作業だけを外に頼む、という方法があります。
この記事では、小物の手作業を受託している立場から、忙しい時期だけ手作業を外注するときに、頼む前に決めておくとよいことをご紹介します。
- 事業者様からのご依頼のみお受けしています
- お客様にご用意いただいた製品・部品・資材への作業のみお受けしています
- 部品の手配や成形、デザイン・印刷(パッド印刷を含む)、塗装、海外への発送は、お受けしていません
・人を増やさずに、増えた分の手作業だけを外に出せる
・外に出しやすいのは、見本があればできる手作業
・見本・数量と納期・部品の予備・進み具合の確かめ方を先に決めておく
・はじめての委託先には、忙しくなる前に一度頼んでおくと安心
・委託先が、だれにどう割り振るのかも聞いておく
01忙しい時期だけ外に出す、という頼み方
手作業の外注は、毎月決まった量を頼むだけではありません。注文が増えた分だけ、忙しい時期だけ外に出す、という頼み方もあります。人を増やしたり、残業でしのいだりしなくても、増えた分を外で進めてもらえます。
社内の人は、社内でしかできない作業に集中できます。たとえば、塗装や検品の最後の判断は社内で、その前後の手作業は外で、という分け方です。
忙しくなる時期は、会社や製品によってまちまちです。時期が決まっていなくても、「忙しくなったら、ここに頼める」という先を決めておくと、慌てずにすみます。
02外に出しやすい作業
外に出しやすいのは、特別な機械がいらず、見本があれば同じように仕上げられる手作業です。
- 袋詰め・シール貼り(決まった数を袋に入れる、決まった位置にシールを貼る)
- 針付け・パッケージ入れ・箱入れ(ルアーの針付けから、出荷の形にするまで)
- セット組み・部品の組み込み(部品をそろえてまとめる、はめ込む)
- 検品・仕分け(基準と見本があれば、目で確かめて分ける)
工程の一部だけを外に出すこともできます。たとえば「針付けだけ」「袋詰めとシール貼りだけ」という頼み方です。
03頼む前に決めておくこと
忙しい時期は、やりとりに時間をかけにくいものです。次のことを先に決めておくと、話が早く進みます。
- 仕上がりの見本(言葉で説明するより、見本が1つあるほうが確実に伝わります)
- 数量と、希望の納期(全部を一度に出すのか、何回かに分けて出すのか)
- 部品・資材の予備(袋・シール・台紙なども、予備の数まで決めておくと、途中で止まりません)
- 仕上がった品物の送り先(自社に戻すのか、そのまま出荷先へ送るのか)
- 進み具合の確かめ方(途中で、どこまで進んだかを聞けるか)
納期は、数量と作業の内容をうかがってからご相談します。仕上がった品物は、ご指定の送り先へ発送します(ヤマト運輸・佐川急便)。進み具合は、袋ごとの記録からお答えします(くわしくは「袋ごとのQRコードの札」)。
「この数を、この日までに。何回かに分けて出してもいいですか」
04はじめては、忙しくなる前に一度
はじめての委託先に、いきなり忙しい時期の大きな数を頼むと、見本合わせや見積りに思ったより時間がかかることがあります。落ち着いているうちに、少ない数で一度頼んでおくと、仕上がりと、やりとりの進め方を先に確かめられます。
サンプルが届いてから3営業日以内に、お見積りと納期をご提示します。試作は10個からご相談いただけます。はじめてのお取引は、前払いをお願いしています。
05委託先が、だれにどう割り振るのかを聞いておく
数が多いときほど、委託先の中で、だれがどの作業をするのかが仕上がりと納期を左右します。慣れた人に回せるのか、人数を増やして分けられるのかを、先に聞いておくと安心です。
20名以上の内職のネットワークで、数が多いときは分けて進めます。袋ごとのQRコードの札の記録から、これまでにその品物をだれが何回してきたか、今だれの手が空いているかがわかるので、その作業に慣れた内職を選んでお願いしています。
「数が多いとき、何人くらいで分けて進めますか」
Q&Aよくあるご質問
急ぎでも頼めますか?
納期は、数量と作業の内容をうかがってからご相談します。まずは、数量とご希望の納期をお知らせください。
何個から頼めますか?
試作は10個から、ルアーの接着の量産は1ロット1,000個からお受けしています。そのほかの手作業の数量は、作業の内容をうかがってからご相談します。
忙しい時期だけ頼んでもいいですか?
はい、ご相談ください。はじめてのときは、忙しくなる前に一度、見本とお見積りのやりとりをしておくと、本番が早く進みます。
袋やシールなどの資材も用意してもらえますか?
いいえ。部品・資材の手配はお受けしていません。お客様にご用意いただき、当社へお送りください。
個人でも頼めますか?
申し訳ありませんが、事業者様からのご依頼のみお受けしています。
06まとめ
忙しい時期だけ手作業を外に出せば、人を増やさずに、増えた分を進められます。見本・数量と納期・部品の予備・送り先・進み具合の確かめ方を先に決めておき、はじめての委託先には、忙しくなる前に一度頼んでおくと安心です。
当社では、小物の手作業と、ルアーの溶剤接着をお引き受けしています。内職の委託・手作業の外注のページや、コラム「手作業の外注、どこまで頼める?」もあわせてご覧ください。