「検品を外に頼んだら、思っていたより厳しく(または甘く)はじかれて戻ってきた」。検品の外注では、こうした行きちがいが起きることがあります。原因の多くは、「どこまでなら合格か」が、頼む側と受ける側でそろっていないことです。
この記事では、ルアー・部品・パッケージの検品を受託している立場から、検品を外注する前に、合格の基準をそろえておく方法をご紹介します。
- 事業者様からのご依頼のみお受けしています
- お客様にご用意いただいた製品・部品・資材への作業のみお受けしています
- 部品の手配や成形、デザイン・印刷(パッド印刷を含む)、塗装、海外への発送は、お受けしていません
・目で見る検品は、人によって判断が分かれやすい
・言葉より、合格の見本と、だめなものの見本・写真で伝える
・どこを見るのか(キズ・汚れ、数、色、大きさ)を決めておく
・だめなものをどうするか、仕分けの分け方も先に決める
・全数か抜き取りか、記録が残るかも確かめておく
01検品は、人によって判断が分かれやすい
「小さなキズはだめ」と言っても、どれくらいから「小さくない」のかは、人によってちがいます。色も、明るい所と暗い所では見え方が変わります。目で見る検品は、言葉だけで頼むと、判断が分かれやすい作業です。
外注先で何人かが手分けして見る場合は、なおさらです。だからこそ、作業の前に「どこまでなら合格か」をそろえておくことが大切です。
02言葉より、見本と写真で伝える
基準をそろえるいちばん確かな方法は、実物を見せることです。
- 合格の見本(この状態なら出してよい、というもの)
- だめなものの見本や写真(ここからは、はじいてほしい、というもの)
- ぎりぎりの例があれば、なおよい(合格と、だめの境目がわかります)
だめなものの実物を送れないときは、写真でもかまいません。キズや汚れの大きさがわかるよう、近くから撮ったものがあると伝わりやすくなります。
合格の見本と、だめなものの見本や写真をいただき、どこまでなら合格かをそろえてから作業します。
「この見本は合格、この写真くらいのキズはだめ、という基準で見てもらえますか」
03どこを見るのかを決める
「全部よく見てください」ではなく、どこを見るのかを決めておくと、見落としも、はじきすぎも減ります。
- キズ・汚れ(どの面の、どれくらいの大きさまでなら合格か)
- 数(入っている数・そろっている数)
- 色(色ちがいが混ざっていないか)
- 大きさ(大きさのちがうものが混ざっていないか)
キズ・汚れ、数、色、大きさを、1つずつ手に取って見ます。どこまでなら合格かは、見本や写真でお客様の基準をうかがってから決めます。
04だめなものの扱いと、仕分けの分け方
はじいたものをどうするかも、先に決めておきます。捨てるのか、返してもらうのか、直せるものは直すのか。決めていないと、戻ってきてから困ることがあります。
色や品番が混ざった品物を分けてほしいときは、分け方(色ごと・品番ごとなど)も伝えておきましょう。
基準に合わないものはよけて、お返しします。色ごと・品番ごとの仕分けもお受けしています。仕上がった品物と、よけた品物の送り先をお知らせください。
05全数か、抜き取りか。記録は残るか
検品には、全部を見る「全数」と、一部だけを見る「抜き取り」があります。どちらで見てもらえるのかは、委託先によってちがうので、先に確かめておきましょう。どれだけ見て、どれだけはじいたのか、記録が残るかも聞いておくと安心です。
抜き取りではなく、お預かりした品物を全数見ます。袋ごとにQRコードの札を付けて、どの袋を、どの内職が受け取り、いつ仕上がったかを記録しています(くわしくは「袋ごとのQRコードの札」)。入荷と出荷の記録(入出庫リスト)もお出しできます。
「全数見てもらえますか。入荷と出荷の数の記録はもらえますか」
Q&Aよくあるご質問
どんな品物の検品をしていますか?
これまでは、ルアー・部品・パッケージの検品・仕分けをしてきました。ほかの品物も、見本を見てからご相談ください。
基準を文章で決めていなくても頼めますか?
はい。合格の見本と、だめなものの見本や写真をお送りいただければ、それをもとに、どこまでなら合格かをそろえてから作業します。
だめなものは、どうなりますか?
基準に合わないものはよけて、お返しします。
検品のあと、袋詰めやシール貼りまで頼めますか?
はい。検品のあとのシール貼り・袋詰めもお受けしています。
個人でも頼めますか?
申し訳ありませんが、事業者様からのご依頼のみお受けしています。
06まとめ
検品は、人によって判断が分かれやすい作業です。外注する前に、合格の見本と、だめなものの見本や写真で「どこまでなら合格か」をそろえ、見るところ、だめなものの扱い、仕分けの分け方を決めておくと、行きちがいが起きにくくなります。全数か抜き取りか、記録が残るかも、先に確かめておきましょう。
当社では、ルアー・部品・パッケージの検品・仕分けをお引き受けしています。検品・仕分けの外注のページや、内職の委託・手作業の外注のページもあわせてご覧ください。